箸には、幸せやご縁の「橋渡し」という意味があることから、縁起の良い贈り物として知られる「夫婦箸」。しかし、一般的に「夫婦箸」は男性向け・女性向けのペアギフトが基本で、色は黒と赤などの濃い色と明るい色、長いものと短いものをセットするなど昔から決まった色や長さのものが主流であることに気付きました。

箸蔵まつかんでは、「いろいろなかたちの“ふうふ“への贈り物」をつくりたいという思いから、同じ太さ・長さ・色をコンセプトに、誰もが贈って嬉しく、贈られて嬉しい、“めおと“箸ではない『ふうふ箸』をつくりました。

色は、平等のシンボルカラーである白を採用。伝統技法の「堆朱（ついしゅ）」と呼ばれる塗りの技法を用いて、箸職人が一つ一つ手作業で何度も塗り重ねをしています。

塗り重ねた後に表面を研ぎ、中層の模様を出すことで、同じ模様のものはふたつとしてない、世界に一つだけのデザインが現れます。幸せの白色を重ね、所々に金色が顔を出す“ふうふ箸“で、同じ時を重ねていってほしい、そんな想いが込められています。

誰もが持ちやすい長さである22.5㎝。手に馴染みやすい、角のない柔らかなフォルムです。何度も塗りを重ねて丈夫なことに加え、持ち心地も優れています。箸先は細かな滑り止め付き。食洗機でも洗っていただけます。

パッケージは、お祝いにふさわしい高級感を重視した桐箱を用意しました。贈る時も、贈られたときも、思い出に残るデザインに仕上げています。